山ある記

(平成13年07月08日 小楢山(1,713m)・乙女高原

2001/07/08 大弛峠を目指して

今日は久し振りに2500m級の山梨県の山へ行く予定で、早朝に自宅を出発しました。

 首都高〜中央道・勝沼IC〜R140〜川上牧丘林道で大弛峠へ向かいます。予定としては大弛峠に駐車して、国師岳〜北奥千丈岳〜夢の庭園と歩くつもりで行きました。

川上牧丘林道の途中に「平成1361日から当分の間六本楢から大弛峠まで全面通行止め」の看板が道脇に立てかけられていました。

 

 

焼山峠の駐車場にも大弛峠へは全面通行止めの看板があり、何回か来た経験では焼山峠の駐車場に停車している自動車を見ることがありませんでしたが、今回は5台程駐車しており、車内に人影を見ませんでした、ということは何処かへ散策や歩きに行っているのでしょう。川上牧丘林道が何処までいけるか走って見ました。林道が二股に分かれている六楢山で、案内板に書かれたように左右いずれの道も車止めで遮断されており、大弛峠方面の案内板には、「人も入れません」とマジックで追書きされていました。

 残念ながら、焼山峠へ戻り「小楢山」へ行くことに予定を変更します。焼山峠(1,520m)から標高差200m程度の小楢山(1,713m)へは、駐車場から、多くの御地蔵様が置かれた「小授け地蔵」と呼ばれる前の山道を入って行きます。    ↓ 子授け地蔵

 

から松林が切り開かれた防火帯の道を歩きます。少し行くと丸木を土止めにした階段の上り坂なり、小高い丘を超えるとすぐ下り坂になります。こんな感じでいくつかのアップ・ダウンを過ごすと、20mほどの幅に雑木が切り払われた明るい山道になり坂を上り終えた場所に休憩するのに丁度良い岩があります。

 

 この岩から、良く晴れていれば登って来た後方に金峰山、大弛峠が望める場所です。ここからの道は、すすきが繁りはじめた間にある踏跡を辿って歩くと、開いたわらびが目にとまり足元には「わらび」の新芽が伸びていました。

さらに行くと旧道と新道の別れる二股に出ます。新道は樹木が切り払われた明るい急な登坂が眼前に広がっており、旧道は暗く林の中を巻く道になっているようです。ここでは新道を選んで行き急な坂を暫く登り終えると、一杯水と呼ぶ水場(苔が岩に付着して水が涌き出た感じはするが今は水が涸れて名残の溜まり水になっていました)を過ぎれば「だけかんば」の林を抜ければ頂上です。

頂上は、錫杖け原と呼ばれる開けた丘で、「れんげつつじ」の咲いた後があり、その中に「あやめ」の花の紫色がかい間見えています。奥に行くと二等三角点と小楢山山頂の標識がありました。

  

我々を含めて3組程が頂上にいましたが、食事休憩を取っている内に我々二人だけになってしまいました。霧が谷から吹き上げまわりが見えなくなってきた時、近くで木を踏む「バリバリ」と笹を分ける「ザワザワ」という音がします。一瞬人が登って来たかと思ったのですが姿が見えません。もしかすると熊がいたのかも・・・・

そんな思いで下山しました。下山後は乙女高原へ足を伸ばして帰りました。

  

 

    ↓ 乙女高原のお花畑

 



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