山ある記

(平成13年07月01日 平標山(1,984m)

2001/07/01 平標山(1,984m)

歩行ルート

平標山登山口〜松手山〜一の肩〜平標山頂〜平標山荘〜平元新道登山口

〜別荘地〜平標山登山口

 

 国道17号・三国峠(群馬と新潟の県境にある)三国隊道をくぐり抜けて苗場スキー場の先にある「平標山登山口」駐車場を足場に「平標山」へ行きました。

 今日は谷川岳でも山開きの日で朝7時からセレモニーがあり地元の人々が登ると言うラジオニュースを聞きながら関越道を走っていきました。

翌日の朝刊には各地の山や海で「山開き」や「海開き」が行われ、一夏の安全祈願が写真入りで報じられていました。

 さて、朝7時に苗場スキー場前を通り過ぎて、150台が駐車できるといわれる国道17号の傍にある「平標山駐車場」に着きました。既に20台以上の車が止まっていました。

 「平標山」は「谷川連峰」の西に位置し隣接する「仙ノ倉山」は谷川連峰の中でも最高峰を誇る山です。ガイドブックによると「平標山」の歩行時間は6時間程度の「一般向き日帰りコース」と紹介されています。

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 駐車場奥のトイレ横から登山口がつけられていて、沢沿いの細い道を行くとアスファルト舗装された車道に出ます。このアスファルト舗装の道を左手に辿りテニスコートの先で細く踏み固められた山道を登りはじめました。

このルートはとっつきから潅木に覆われた急傾斜の蒸し暑い道を30分程汗かきすれば明るく開けたコブに着きます。コブの周りは、どうだん、れんげ等のつつじや、あざみが咲いており、明るく眺めも良く汗を乾かす風もある気持ち良い場所です。道の正面には松手山、後ろ下に別荘地の建物が見えています。

      ↓ コブで撮影

 

 

 一休みした後、花を左右に見ながら送電鉄塔を目指して登って行きます。ここまでは天気も持ってくれましたが送電鉄塔に着いた時は強い風が霧を谷から吹き上げていますが鉄塔のコンクリート基礎に腰を掛け5分程休憩し先を急ぎます。

風はさらに強く吹き霧も濃くなる中を松手山頂へ向けて急傾斜を登り続けます。松手山山頂は狭い場所で4人も腰を掛けると通路を塞ぐようになります。ここで小休憩をとりました。ここは眺望が良い場所で平標山が正面に見えるはずですが、霧に隠れてまるっきり見えません。                 ↓ 松手山頂で撮影

    

 

 ここからから「一の肩」までの道は尾根道で左右に谷が広がり、その傾斜地には7月〜9月の花期には色々な花が咲き足の運びを軽くなる場所ですが、風の吹き付ける勢いで身体が谷に押し流されそうになり慌てて屈みこむ程の強風にさらされた場所でもあります。

 がれ場が広がる急傾斜を右左に折り返しながら高度を稼いで行きます。

  

 

 ケルンが詰まれた「一の肩」からは尾根を少し下がった巻き道になり、風当たりも少なく歩きやすくなります。ここらから平標山荘側から登ってきて松手山へ下りる人々とのすれ違いも増えて来た頃、突然目の前が開け黒い土の広がりの中に立つ「平標山頂」の標識が目に入りました。緑のある場所は植物保護のため通路以外は綱で囲ってありました。

   

 

風を遮る場所も無く霧でぬれた土に黒いビニール袋を敷き、持参したポットのお湯でインスタントラーメンを作って早めの昼食で冷え込んだ身体を暖め、早々に下山にとりかかりました。

下山道は、頂上から平標山荘までの間、真新しい頑丈なつくりの木道(階段状)を歩かされることになりました。木道の周囲は頂上付近は笹が繁り湿地特有の生育植物を見ることも出来ません。旧通路とおぼしき湿地に「わたすげ」がチラホラしているだけでした。

階段を下っていく途中、ツーリスト主催のハイキングツアー一行の40人程とすれ違いました。最近は何処の山へ行ってもこのようなツアーの一行と出会うことが多く、本当にブームなんだなと実感させられるます(自分もその中の一人なのに・・・)

 木道は平標山荘まで続きます。山荘前のテーブルとベンチは昼食時ということも有って満員の状況でした。ここまで下りてくると天気もすっかり晴れて暑い陽指しに照らされて歩くことになりました。また急な坂を滑らないように気をつけて下るのも平元新道の登山口まででした。

平元新道登山口からは整備された林道を4km程度歩き別荘地の建物群の前を歩きゲートを抜けて駐車場へ戻ります。



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